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ゲームインテリジェンスタグ

ゲームインテリジェンスタグは、Sensor Towerのゲームインテリジェンス製品 をベースに作られています。 

Sensor Towerのゲームインテリジェンスタグは、ジャンル、テーマ、アートスタイル、ライセンス供与されたIPなど、モバイルゲームを専門的に分類するものです。 

ゲーム記述子には、モバイル上のあらゆるゲームを記述するための柔軟なシステムであることと、ゲーム業界のユースケースを把握するためにSensor Towerの強力な企業推定値をコンテクスト化できるという、2つの役割があります。ゲーム記述子は、Sensor Towerの企業顧客すべてに無料で提供されます。また、企業のトップアプリ製品全体で使用することができ、これらゲームインテリジェンスタグで情報を絞り込むことができます。


例えば、『コールオブデューティモバイル』はゲームインテリジェンスタグにより、ファーストパーソンカメラPOV、3Dリアリスティックアートスタイルが特徴で、軍事をテーマにした現代の設定の、コールオブデューティブランドを活用したミッドコアシューティングゲームであることがわかります。このタグが最も力を発揮するのは、ストアインテリジェンスの「ゲームインテリジェンス」セクションです。例えば、このタグを使ってストアインテリジェンスの推定値をコンテクスト化すると、『コールオブデューティ』が2020年に「FPS/3PS」サブジャンルで収益の50%を占めていたこともわかります。 


各ゲーム記述子タグの定義はこちらで確認できます。https://sensortower.com/docs/taxonomy

ジャンル分類体系

ジャンル分類体系(Sensor TowerのUIでは「ゲーム分類体系」(Game Taxonomy)」と表記)では、ゲームを4つのカテゴリ、14のジャンル、78のサブジャンルに分けています。 


カテゴリ カジュアルミッドコア、スポーツ/レーシング、カジノなどゲームをプレイするユーザー層を表しています。 


ジャンルとサブジャンル  主にゲームのコアとなるメカニクスに焦点を当てています。そのため、「カード」サブジャンル(例えば『UNO』)は「カジュアル」カテゴリですが、『ポーカー』などのギャンブル的な機能のカードゲームは「カジノ」カテゴリとなります。

設定とテーマ

設定 ゲームの世界を大まかに表現したもので、SF、ハイファンタジー、歴史などがあります。 


テーマ ゲームの具体的な魅力や内容を表すもので,「宝探し」「農場」「野球」などより詳細な内容になります。


設定とテーマは連動しやすく、例えば、軍隊をテーマにしたゲームでは、「歴史」設定(『ワールドウォーヒーローズ』)、「現代」の設定(『コールオブデューティー』)、「SF」設定(『N.O.V.A.』、『Halo』)などが考えられます。ゲームインテリジェンスのUIでは、戦闘(軍隊、スナイパー)や養育(農場、ファミリー/ベビー)などのユーザー層を表すテーマ群があります。

アートスタイルとカメラPOV

アートスタイルとは、ゲームアセットとして使用されるアートのことで、技術的な実装のことではありません。 


カメラPOVは、ゲームの立体感を確認するのに役立ちます。


モバイルでは様々な2.5次元ゲームが非常に多く、ゲームの次元を正確に表現するのは困難です。例えば『Bleak Sword』(ブリークソード)は、3Dで実装されているにも関わらず、「ピクセル」アートスタイルになっています。また、新たな方法で市場を分割することもできます。例えば、「カメラPOV」を使うと、『Temple Run』(テンプル・ラン)のようなモダンなアイソメトリック・ランゲームに比べて、『スーパーマリオ ラン』のような伝統的なサイドビューのプラットフォーマー/ランゲームがどれだけ多いかを見ることができます。

ライセンス供与されたIP

ライセンス供与されたIP 既存のブランドを活用したゲームを示すタグ。当社が追跡する500以上の知的財産のそれぞれについて、IPブランド、IPオペレーター、親会社、メディアタイプを含めています。 


例えば、『スターウォーズ』のIPブランドは、ルーカスフィルムが運営しており、親会社はディズニー、メディアタイプは映画となります。 


知的財産には複雑な所有権や経緯があることが多いので、デフォルトでは主要な、あるいは最もよく知られているオペレーター、親会社、メディアタイプを選びます。ライセンス供与されたIPは、他のゲーム記述子とは多少異なります。当社の分類体系に含まれるすべてのゲームにカテゴリー、ジャンル、サブジャンル、そして設定、テーマ、アートスタイル、カメラのタグが付いていますが、ほとんどのゲームにはライセンス供与されたIPのタグは付いていません。


移植はライセンスIPとは考えていませんので、例えば『ハースストーン』は含まれません。ただし、自社で開発したものか、外部のスタジオで開発したものかの区別はしていませんので、既存のブランドを使用したモバイル専用ゲームは、スタジオの所有権に関係なくタグ付けされます(『コールオブデューティー』など)。

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